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COMSOL Multiphysicsスタートアップ講習会を実施

 令和5年10月28日(土),電子機械工学科棟3階 計算機システム実験室にて,「COMSOL Multiphysicsスタートアップ講習会」が実施されました。本講習会は「海上からの災害時通信網の構築をベースとしたアントレプレナーシップ育成事業」の一環で開催されたものになります。「計測エンジニアリングシステム株式会社」様より,講師を派遣していただき,学生12名,教員3名が参加しました。

 COMSOL Multiphysicsとは,2種類以上の物理現象を組み合わせた解析ができるソフトウェアで,実現象に即したシミュレーションが可能です。 

 講習会は前半・後半に分け,計5時間行われ,前半の内容は解析をする上で最も重要な「メッシュ(構造物・構造体を複数の有限個の要素に分けたもの)」の生成並びにその評価方法について学びました。後半は実例をもとにした解析手順を丁寧に教えてもらい,参加した学生らは解析条件などをアレンジしながら,COMSOL Multiphysicsの操作方法を楽しく学んでいました。

 最後に解析事例の紹介として,底面を固定した塩ビパイプ(直径24 mm, 長さ2,600 mm)の上に接続している重量物(アルミニウム170×90×330 mm)の面に圧力を加えた時の揺動の様子を時系列的に計算した結果です。感覚的に,塩ビパイプの底面付近に大きな応力(N⁄m^2 )が加わっているのが(視覚的にも)分かります。

講習会の様子

解析事例