学生相談室

学生相談室

学生相談室は「友人関係」「健康上の悩み」「勉強の悩み」など、いろんな悩み事の相談を受けて、学生がそれらの問題を解決する手助けをすることを目的としています。
あなたが話したいことだけを話すということで構いません。相談についての秘密は守りますので、安心して気軽に立ち寄ってください。

学生相談室のご案内

学生が抱える様々な悩みを解決するために、学生相談室は、相談員として6名の教員と2名の看護師、そしてカウンセラーとして4名の公認心理師、4名のスクールソーシャルワーカーと1名の精神科医で運営しています。
まずは話そうと思うことが第一歩です。学生相談室では、皆さんひとり一人が、より充実した学生生活を送れるように応援しています。

開室時間 平日8:30~17:00
場所 図書館の1階保健室の隣(多目的メディア教室側)
相談室員は各研究室にて、看護師は保健室にて対応
電話番号 0820-74-5477(保健室)
メール (相談室)
利用方法 ・基本的に、平日は学生相談室長、相談員が各研究室で対応します。直接来室してもらっても構いませんが、対応できない場合もありますので、各教員のメールアドレスまたは相談室のメールアドレスへ連絡し、来談時間を知らせてもらえるとスムーズです。
・外部より週1回、カウンセラーが来校しています。カウンセラー来校日時は毎月はじめにお知らせします。面談を希望する場合は保健室で予約をしてください。
学生相談員 石原良晃(情報工学科)、牛見真博(一般科目)、浅川貴史(電子機械工学科)、北風裕教(情報工学科)、森脇千春(商船学科)、小林孝一朗(商船学科)

活動概要

  • ・外部講師による、教職員を対象とした講演会等を毎年実施しています。
  • ・学生を対象とした講演会を毎年実施しています。
  • ・「メンタルへルス協議会」等の各種研修会への出席することにより、自己研修に努めています。

学生相談室からのお知らせ

  • お知らせ
  • 学生相談室

4月のカウンセラー来校日

  • 学生相談室

1月のカウンセラー来校日

  • 学生相談室

12月のカウンセラー来校日

こんなことで悩んでいませんか?

学業・進路について

  • ・授業が身に入らず、成績が不安だ。
  • ・どうも授業に出る気がしない。
  • ・クラブ活動がうまくいかず、どうしようか迷っている。
  • ・将来のことが気になる。
  • ・何をしていいか分からなくなってしまった。

生活・体調・気分や人間関係について

  • ・毎日、なんとなくイライラする。
  • ・寮生活がままならない。
  • ・他人の目が気になる。
  • ・友達とうまくつきあえない。
  • ・まわりに人はいっぱいいるが、相談できる人がみつからない。

学生相談室Q&A

学生の皆さんから寄せられた相談例に加え、現在高専全体で配慮している事柄についてお答えしています。学生相談室Q&Aのアドバイスが、少しでも学生の皆さんの困りごとの解決のヒントになれば幸いです。

レポートの書き方がわからない、課題が期限までに出せないときはどうしたらいいの?

最初から何も悩まずにスラスラと書ける人はいません。分からないときは、授業担当教員や研究の指導教員に遠慮なく質問に行きましょう。
また、レポートを期限内に出せそうにない場合は、授業担当教員または指導教員に事前に相談しましょう。
一方で、さまざまな理由で質問することが苦手な人もいますよね。そんな時こそ学生相談室・保健室をご利用ください。あなたが思い切って教員に質問できるようサポートをします。早め早めのご相談をお勧めします。メールやチャットでも受け付けていますよ。

授業についていけないと感じたときにはどうしたらいいの?

分からないことを解決することが勉強なので、一人で悩まずに、担任や授業担当教員をはじめ、気軽に話せる人に相談してみてください。もしあなたの周りに気軽に話せる人がいない、と感じたら学生相談室・保健室の出番です。あなたの気持ちを軽くするためのサポートをしていきます。気持ちに余裕ができれば、授業についていけないという焦燥感を減らすことができると思います。

毎日の生活が楽しいと思えないときにはどうしたらいいの?

皆さんは毎日やることが多く、なんとかこなしている人もいれば、思うようにいかず憂欝な気持ちでいる人など、様々と思います。また、コロナ禍の制限で、思い切り楽しめることが少なくなっていることも事実です。
そのような中で、学校や家庭、対人関係においても、周りの評価ばかり気にしていませんか。もしそうならそれも大事なことではありますが、他のことにも目を向けてみてはいかがでしょうか。
自分なりでいいので、やることはやる。また、自分では解決できない場合は、他者の協力を得て取り組むところから始めてみましょう。
こうあるべきだ、こうでなければならない、こんなはずではない、といった考え方が強くなりすぎると、物事が楽しく思えなくなってしまいます。

眠れないときにはどうしたらいいの?

寝ようとしているのに眠れないときはつらいですよね。特に翌日に予定があったり、疲れていたりするのに眠れない、考えごとが頭から離れずに眠れないなど、眠れないことでますます焦って眠れなくなる悪循環におちいることもありますよね。
厚生労働省のデータでは日本人の5人に1人は慢性的な不眠を訴えていて、睡眠による休養が十分にとれていない実感があるようです。寝起きがだるかったり、日中に眠くなったり頭がぼーっとしたり、心身ともに不調になってしまいます。
そこで、眠れない原因とその対処法について参考になる情報を提供したいと思います。

食欲がわかないときはどうしたらいいの?

食事をあまり食べていないのに、お腹が空かない、食べたくないというときは、まず次のチェックリストを確認してみてください。
1. 食欲がない状況が数日間続いている
2. 以前(食欲があるころ)に比べて明らかに1回の食事量が減った
3. 体重減少があるまたは痩せた感じがする
4. 腹痛や嘔気・胸焼け、下痢が数日間続いている
5. 不安や気分の落ち込みを感じる
6. 無性に食べたくなったり、自分でコントロールできないくらい食べすぎる
上記のチェックリストのうち、1~4が当てはまる場合は、受診をお勧めします。
1~3と5・6が当てはまる場合は、学生相談室へ相談に来てください。下記のサイトも参考になると思います。

自分を傷つけたくなるときや、薬の過剰摂取をしたくなるときがあるのだけど?

自傷とは、自分を傷つける行為であり、リストカットなど傷をつけること以外にも、大量服薬や拒食や過食嘔吐なども含まれます。自傷の多くは怒りや不安、恐怖、緊張あるいは劣等感や自分自身への否定的な感情などの「心の痛み」を和らげるために行われます。本来、そのような「心の痛み」がある場合は、誰かに助けを求めたり、大人に相談したりして解決することが望ましいのです。しかし、それができなくて、孤独に対処している状況ではないでしょうか。そのようなあなたに伝えたいことがあります。下記リンク先の動画をご覧ください。(動画サイズ約15MB、約3分です。)

薬物を勧められたらどう対処したらいい?痩せられたり、勉強がはかどるらしいけど、本当かな?

まず薬は使い方により「毒」にもなるということを認識しましょう。一般の市販薬も不適切な使い方、特に大量摂取は絶対にダメです。興味本位や周りの雰囲気に惑わされ不正な薬物を使うということは、「命」にかかわる「地獄」への入り口だと理解してください。ご質問への回答としては、言葉巧みに勧められる薬物は「絶対に断る!」ことです。あなたが疑問に感じたことは正しいことです。変な薬に頼りたくなったら、手を出す前にまずは保健室看護師、学生相談室に相談してください。
また、下記リンク先のPDF資料も参考にしてください。薬物乱用についてのQ&Aもあります。

インターネットでのトラブルにはどういうケースがあるの?

インターネットでのトラブルは多岐にわたっています。下に、その一例をあげておきます。警察も犯罪を食い止めようとしていますが、次から次へと巧妙な犯罪がうまれています。犯罪に巻き込まれてからでは遅いことを、理解していなければなりません。自分が被害者・加害者にならないためにも、普段からトラブルについては理解しておきましょう。
学校で多いのは、グループトークでの友人とのトラブルや、個人や学校などへの脅迫行為や犯行予告、自画撮り写真の交換による脅迫被害、コミュニティサイトなどでの未成年によるアプローチ、アルバイト応募が招いた犯罪への加担、SNS等での誹謗中傷による慰謝料請求などです。
自宅で多いのは、SNSで知り合った友人からの誘い出し、著作権の侵害、オンラインゲームを巡るトラブル、ネットショッピングによる詐欺被害、ネットのフリマなどの個人間取引によるトラブルメールからの誘導によるフィッシング詐欺、インターネットで入力した個人情報を抜き取られた、などです。
外出中にも犯罪は潜んでいます。悪意で設置されたWi-Fiスポットからの情報流出、悪ふざけなどの不適切な投稿、投稿から個人情報が特定されることによる被害です。
下記のサイトにさまざまな事例が紹介されています。参考にしてみてください。

インターネットの誹謗中傷、なぜいけないの?

「根拠のない悪口を言いふらし、他人を傷つけること」が誹謗中傷です。インターネットに投稿する前に文章を読み直してください。自分が言われたらどう思うか考えましょう。人は正しいと思い込んで、噂であっても都合のいいように信じて悪態をついてしまいます。またイメージを膨らませて、根拠がなくても悪口を言ってしまい、自分の知らないところで「イジメ」につながる可能性を持っているのです。訴状が届いてからでは遅いです。誹謗中傷で示談金300万円ということもありますので普段から気をつけましょう。
下記のサイトも参考にしてみてください。(3分程度の動画があります。)

SNSで誹謗中傷されたときにはどうしたらいいの?

SNSの誹謗中傷を受けた場合は、スクリーンショットなどで証拠の資料を残しておきましょう。誹謗中傷が無くならないのは、誹謗中傷をしている人に自覚がない場合もあります。些細なことでも一人で悩まずに適切な相談所へ連絡をしましょう。連絡を入れる場所は次の通りです。

●ネット相談を望む場合
総務省の委託事業「違法・有害情報相談センター」…「違法・有害情報相談センター」で検索
(民間の)セーファーインターネット協会…「誹謗中傷ホットライン」で検索

●電話での対応を望む場合
みんなの人権110番…0570-003-110

誹謗中傷は受けた本人にしか辛さはわからないものです。プロの人に適切に対処してもらうことが大切です。たとえ匿名でも技術的に発信者を特定でき、民事上・刑事上の責任を問えます。損害賠償請求、名誉毀損による懲役、侮辱罪による拘留など、他人の書き込みを拡散する行為も同じ責任を問える可能性がありますので、一人で悩まずに相談をしましょう。
下記のサイトも参考にしてみてください。(4分30秒程度の動画があります。)

クラスメイトに無視されているみたい。どうすればいいの?

無視されている感覚は自分自身が感じているものなので、そのことで自分をあまり否定しすぎないように。本来気にしないのが一番ですが…。気になることもありますよね。
思春期は自立期とも言われ、友達同士が仲良くワイワイ遊ぶことから、自分の目標に向かってちょっと友達とも距離を置きたいなと感じることもあります。それとは別に、クラスメイトの自分に対する行動が苦痛に感じることがあれば、それは早急に対処しなければいけない問題です。気になるときには、担任や保健室看護師、学生相談室に気軽に相談してください。

友達の悪口を言ってしまった。謝っても許してくれない感じ。どうしよう?

当事者だけではすぐに解決できないこともあります。まずは、時間をおいてみてはどうでしょう。それと、別の友達や担任など仲介に入ってもらうことも重要ですが、悪口を言ってしまった友達のことを考えながら行動することを忘れずに。ただし、SNSへの書き込みなどは早急に対応が必要ですので、そのような場合はすぐに担任に相談に来てください。

まじめに勉強しようとすると友達に邪魔される。何とかならない?

勉強したくても、今後を考えると友達との関係も邪険にできない気持ちはわかります!
自分の中で時間を区切って、学内であれば下校までは友達と過ごす、帰宅後はスマホの電源を切り勉強に集中する。自宅であれば〇時から〇時までは友達と通信し、それ以外は付き合わないと決めるなど、いつも一緒ではなく、距離をとる時間を作ってみてはどうでしょうか?スマホの電源を切らなくても、サイレントモードに設定し、バイブレーション機能を切ることで、勉強に集中することができます。
学内では図書室や情報教育センター、各先生の研究室など一人で静かに勉強できるところがあります。また、寮であれば他人と触れ合えない「自学時間」が設けられ、個室で静かに学習できます(2022年11月1日現在)。うまく活用してみてください!

親との関係がうまくいってない。誰に相談すればいい?

親以外の人、仲の良い友達でもいいですが、学内であればSSWやSC、教員や相談室員、保健室看護師など、相談に乗ることができます。絶対に、秘密は守ります!

できるだけ人に知られず家族のことを相談したいんですが…。

学内の教職員、SSWやSCは相談されたら秘密は守ります。それが仕事です。
まず、事情を聴いた後、事前にどの範囲まで情報を広げていいかの確認をします。素直にお伝えください。
その後、ひとつひとつ問題に向き合っていくわけですが、解決に向け、どこかの機関の手助けが必要な場合は、あなたの承諾を得てから、必要最低限の人へ伝えます。
どんな形であれ、関わった人たちは絶対に秘密は守ります!安心してください。

進路のことで、保護者と意見が合わない。従うしかないの?

保護者との衝突は、あなたが自立していくうえで起こり得るものです。進路のことで、とのことですが大きく分けると、就職するか、進学するかということになると思います。進学の場合について回答しますが、就職の場合にも当てはまる内容を含みます。参考にしてください。
進学するにはそれなりにお金がかかるので、経済面での支援をしてくださる保護者の方のご理解は必要でしょう。学費以外にも生活費などが必要になりますが、進学にかかる費用について、自分自身でも調べてみることから始めませんか?奨学金や助成制度などいろいろな制度があるので、調べてみて自分で理解したうえで保護者の方に説明してみましょう。出来れば、奨学金などの条件なども説明して、自分のビジョンを提案できるといいですね。
就職の場合も、自分自身で志望先をよく調べ、保護者の方と一方向ではなく対話をすることが大切だと思います。その結果、従うのではなく自ら選択し、自立へ向けての一歩になることを期待します。
進学先によってさまざまな制度がありますので、分かりづらいときは担当の先生に相談してみましょう。もちろん、相談室でも話を聞きますよ。

大島商船で、いま学んでいる内容が自分に合っていると思えないのだけど?

学生生活をおくる中で、学生の皆さんは色々なことを考えていることと思います。今学んでいる内容が合っていないと疑問を持つことは、あなたの心の成長のために大切なことです。しかし、もしそれを自分の好悪や得意・不得意で決めてしまうと、これは非常にもったいないことだと言えます。学習については知らないこと・分からないことだから勉強しています。さらにそれが自分の苦手な事でも、頑張ってそれを乗り越える体験をするために、学校での学びの時間や課外活動の時間があると言ってもいいでしょう。
合っていないと決めつけるにはまだ早いかもしれません。自分には合っていないと思っていることも、もう少し慣れるまで繰り返しやってみてはどうでしょうか。合っているや、合っていない、好きや嫌いではなく、繰り返しやる中で、少しでもできるようになったか、成長できているかということを大事にしてください。
ここで難しいのは、誰しも目に見えて自分は前進できている、とはなかなか感じられないこともあるということだと思います。しかし、成長期の真っただ中にある皆さんは、少しずつかもしれませんが間違いなく成長しています。小さなことでも、日々の努力の成果を感じ取ってもらえることを期待します。
ただし、それでも苦しんでいるのであれば、我慢せず相談室に話しをしに来てください。

自分が自由に使えるお金が少ない。どうしたらいいの?

現在、あなたが学校生活を頑張っているのは、将来自分の使えるお金を増やすことが1つの理由かもしれませんね。さて今、自由に使えるお金が少ないと感じることはあると思います。それはアルバイトができる環境にあるか、そうでないかなど、個別の事情も関係すると思います。
こうしたことを考慮しますと、自分のお財布の中にある範囲で、できること、できないことを判断できることが大切だと思います。この判断ができることは将来、学生の皆さんが収入を得るようになってからも大事なことだと思います。
一方で、生活に困っているくらいにお金がないのであれば、それはSSWに相談しましょう。そのときはまず相談室に来てください。

学生相談室って、何か問題を抱えている人が利用するところですよね?

たとえば、ちょっと困っていることや、どうしようと迷っていることなど、はっきり悩みとまでいかないことでも、誰かに聞いてもらうことで心が軽くなったり、早目に解決に向かうこともあります。学生相談室は、そんなちょっとした心の中のもやもやを吐き出すところでもあります。気軽に遠慮なく利用してもらえればと思います。

障害者支援について

本校は、「独立行政法人国立高等専門学校機構における障害を理由とする差別の解消の推進に関する対応要領」(平成28年3月24日理事長裁定)に基づき、本校学生(本校受験者を含む)から社会的障壁(※)の除去を必要としている旨の意思の表明があった場合に、社会的障壁の除去の実施について必要かつ合理的な配慮を検討・実施します。

社会的障壁…障害がある者にとって日常生活又は社会生活を営む上で障壁となるような社会における事物、制度、慣行、観念その他一切のものをいう。

学生及び保護者の方の相談窓口は学生相談室となっております。ご遠慮なく相談してください。
一般の方及び教職員の相談窓口は総務課となります。