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本校商船学科2年生に海上保安庁・海洋情報部による出前授業が行われました
本校商船学科2年生を対象に、第六管区海上保安本部海洋情報部による出前授業が令和7年1月27日(月)に行われました。海洋情報部は、測量船や各種の海洋観測機器を用いて様々な海洋調査を行い、海上防災や海洋環境保全、船舶の安全航行のために、国民に多種多様な情報を提供しています。
授業では、まず司会の教員が、第六管区が瀬戸内海と宇和海を管轄していること、海洋情報部が船舶航行にとって重要な情報である海図や潮汐表を作製・刊行していることを紹介しました。
講義では、第六管区海洋情報部の海洋調査課の皆様から「海上保安庁の紹介」、「海図を作る海洋情報部」、「海を調査すること」等について説明があり、また、船舶の安全航行に重要であり、沿岸部に住む人々にとって身近な現象である、潮汐のメカニズムについて詳しい解説がありました。また、平成30年の西日本豪雨の際の第六管区海上保安本部による災害救助の諸活動を動画で紹介されました。
次に海上保安庁がホームページで提供している「海しる(海洋状況表示システム)」にインターネット接続を行い、操作方法や得られる様々な情報について紹介いただき、「海しる」が、船舶航行安全だけでなく、マリンレジャーや普段の生活にも活用できる様々な情報も得られることを理解できました。
学生にとっては、船舶の航行安全のために、海洋情報部から提供される情報が非常に重要であることと、こうした業務のためには多くの海技士との連携が重要であることも理解できたことと感じました。「海しる」については、カッター部やヨット部の学生から、これからの海上練習の計画にも活用していきたいとの声もあがりました。

潮汐の原理と実際についての説明

「海しる」に接続しての操作説明