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当校の実習艇「すばる」を用いて「周防大島海洋環境クルーズ」を実施

7月26日に当校の実習艇「すばる」を用いて、「周防大島海洋環境クルーズ」が実施されました。このクルーズは「屋代島さとうみネットワーク」の主催、山口きらめき財団の助成によるもので、周防大島の近隣に居住する方々に、瀬戸内海の海洋環境を船の上から間近に見て、これからの海洋環境保全のことを考えて頂くイベントです。今回の参加者は、10~12歳の小学生3名を含む11名でした。当日は天候に恵まれ、猛暑日ではありましたが、海上では海風が心地よい状況でした。当日のスケジュールは以下の通りです。

0830 集合、桟橋にて諸注意、終了次第出港(0845頃までには)
(途中で周囲の島々の目視や海図での確認、透明度・海色・水温等の海洋観測)
1020 呉港周囲の施設や停泊船の海上からの見学~音戸ノ瀬戸の航行
1100 「広島県水産海洋技術センター水産センター」着、見学、昼食
1230 同上 発(途中で周囲の島々の目視や海図での確認、透明度・海色・水温等の海洋観測)
1500 すばる桟橋着

航行中には瀬戸内海各所の島、水路、港の状況について、「屋代島さとうみネットワーク」の田中貞徳代表より解説がありました。また、航行途中に、透明度・海色・水温等の海洋観測を、参加小学生を中心に実施してもらいました。そして、「広島県水産海洋技術センター水産センター」では、カキ養殖をはじめとする様々な施設を見せて頂き、広島県の水産技術の促進への取り組みについて、様々な話を聞かせて頂きました。参加者の皆様には、海、水産業、船、そして瀬戸内海の海洋環境保全について、様々な理解を深めて頂けたことと思います。

出港前の記念撮影(左端はアロハルックの大島商船高専の古莊校長)

透明度板による海洋観測(白い円盤が見えなくなった深さが透明度)

「すばる」の操船体験

「広島県水産海洋技術センター水産センター」の見学