海洋交通システム学専攻
Marine Transport Systems
海技者から海の専門家、
スペシャリストになる。
海洋交通システム学専攻では、船舶や海洋についてより深く広い専門的な知識を学びます。また特別実験や演習を通じて、蓄えた知識を活かしながら実践的な能力を身に付けます。
さらに海洋交通に関連した研究テーマを追求することにより、本専攻科生は「海技者から海の専門家(スペシャリスト)」へと成長します。
本専攻科では、研究成果を学内外の研究発会や学術講演で発表する機会も多くあり、社交性やコミュニケーション能力を高めることが出来ます。
カリキュラム
一般科目
語学系 | 海運管理者と技術者に必要な、情報伝達のための会話力を養成します。 |
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人文・社会科学系 | 国内外の文化、事情について学びます。また、企業として必要な社会倫理や各種法律についての知識を修得します。 |
ボランティア | 1週間程度の活動により、地域社会への貢献を行い、活動の議を学びます。 |
専門共通科目
語学系 | 英語の論文、報告書などの技術文章力を養成します。 |
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数学・自然科学系 | 高度な専門専攻科目を理解するために必要な数学、物理の知識を修得します。 |
情報系 | コンピュータシミュレーションの手法を修得します。 |
機械系 | 両専攻科に共通な機械系の科目を修得します。 |
環境系 | 環境に配慮できる海運管理者と技術者になるための環境科学を修得します。 |
インターンシップ | 1ヶ月程度の企業内実務研修を行います。 |
専門専攻科目
商船学系 | 船をシステムととらえて総合的に管理する技術を養います。 |
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運航管理系 | 陸上における船舶の運航管理や貨物管理を支援する素養を学びます。 |
機関管理系 | 陸上における船舶の機関管理や危機管理の素養を学びます。 |
特別実験・実習 | 講義との相乗効果で実践力を養います。 |
特別研究 | 専攻科の中心的科目で創造的研究開発能力を養います。 |
先輩の声
私は本科生の時に勉強不足を痛感し、学修した内容を更に掘り下げたいと思い、専攻科への進学を決めました。専攻科で船舶運航に関する知識を深め、多角的な視点を養うことで、海上のみならず、隣上においても海技士のキャリアを活かし最前線で働けるような人材になることを目指しています。
海洋交通システム学専攻は、本科生の時に航海コースを選択した学生も機関系の科目を受講することが可能です。逆に機関コースを選択した学生も航海系の科目を受講できる点も大きなメリットです。船舶に関わる総合的な専門性を高め、自身の特性を伸ばし、様々な現場で発揮する能力を培うことができます。
さらに、学外の学会発表にも参加する機会があり、これまで学んできた学習内容や研究内容を外部の様々な専門家の方と議論ができるため、自身の勉強や知識に対し、自信がつきます。
専攻科修了後の就職・進学先も充実しており、学士の取得が可能となるため、求人の幅が広がるほか、大学院への進学も目指すことができます。実際に、専攻科を修了された先輩方は様々な分野で活躍されています。
海洋交通システム学専攻
佐藤 次郎
研究室紹介
- 久保田研究室
計測機器類から得られたデータを基に、
航海士の行動解析をする
本研究室では、航海に用いる計測機器に関する研究を行っています。
本システムを用いた実験を行い、計測機器類から得られたデータを基に航海士の行動解析などを行っています。
- 小林研究室
船員の健康管理を始め、船内での
マイクロ流体デバイスの応用を追求する
本研究室では、マイクロ流体デバイスの応用に関する研究を行っています。
マイクロ流体デバイスとは1滴(数μL)の液体を用いて検査・実験ができる装置であり、現在はアレルギーや生活習慣病などの検査に関する医療応用に向けた基礎的研究を行っています。