- 大島丸
【大島丸代船建造 プロジェクト】第31回
みなさんこんにちは。
試合前の気合いは入れ終わりましたか?
もちろん、十分に気合いが入ったよ。
12/16(金)にファイナルドックが終って出渠している。
船底やプロペラの塗装仕上げが完了してツルツルになっているのがわかるだろう。

白い外板が光ってますね。
お化粧して、おすまししているみたいです。
ドライドックと呼ばれているとおり、海に浮かぶと見れなくなる部分がたくさんあるからね。
出渠前に塗装状態の検査やCPP翼角検査を行うんだ。

船底塗装検査

CPP翼角検査
検査が続きますね。
今日は肝心の電気部効力テストを行った。
効力テストって何ですか?
実際に運転して問題がないかのテストだよ。
ジャイロコンパスの信号を確認したり、火災警報装置の確認を行ったり、汽笛の吹鳴テストもあった。
あ、たしかピストンホーンも装備していましたよね。
小型船には似つかわしくないほどの、太くて逞しい音が鳴ったよ。
M科卒業生石村工担が素晴らしい段取りを組んでいてくれたから、スムーズに終了した。
さすが先輩ですね。

船側に紺色のラインが入っているじゃないですか。
進水式の時には無かったからね。
フォアマストの2本ラインとコラボレーションさせているんだ。
新幹線みたいにスマートな感じがしますよね。
航海に必要な装備品の積付けや航海計器の検査も終了している。

救命いかだ積付け

ジャイロコンパス試験
航行するのですから、検査証書も必要ですものね。
備品についても一つ一つ検品しながらの作業だから大変だよ。

こんなにあるのですか!
せっかく片付いた船内が、またいっぱいになってしまった。
さあ、来週はいよいよ試運転だ。
なんだか素晴らしい性能を発揮してくれそうです。
年明けの報告を楽しみにしてくれたまえ。