- 大島丸
【大島丸代船建造 プロジェクト】第30回
みなさんこんにちは。
係留運転も無事に終わりましたね。
発電機の運転台数を変更して出力を調整したり、推進電動機の回転を低速から高速に切り替えたり盛りだくさんな試験でした。
なんといっても船の心臓だからね。
正常に稼働させないと試験はクリアーできないから、相当な労力が必要だっただろうね。
その他にも、各種試験が行われている。
まずは、汚物(大便や小便)処理装置と閉所のビルジ吸引検査の様子だ。

汚物処理装置検査

ビルジ吸引検査
どうでもいい機器なんてないですもんね。
試験の前には事前テストもやっているから、現場はてんてこ舞いだよ。
次は、救命いかだの投下試験だ。
丸いものが救命いかだのダミーなんですね。
いかだそのものじゃなくて、いかだの架台がちゃんと動くかどうかの試験だよ。

救命いかだ投下試験
これはデッキクレーンの荷重試験だ。
先代のクレーンよりごつくないですか?
そう、代船のものはブームを倒しても1トン吊れるようになっているからね。
以前の400kgのクレーンよりもかなり大型化しているよ。

デッキクレーン荷重試験
人も物も目まぐるしく動いて船が出来上がってきていますね。
12/8にはファイナルドックに入渠した。
ファイナルドックって何ですか?
進水式の後、海上に浮かべたままだと船底が汚れてしまうだろう。
その汚れを落としてから仕上げの塗装を施工すると、船底がツルツルになる。
抵抗が少なくなって、船速が出やすくなるわけですね!
試合の前に気合を入れる感じじゃないですか。

それから、船台進水だったから、船体に溶接されていた固定ピースも綺麗に取り除いたうえで磨いて塗装するんだ。

船底が仕上げられたら、いよいよ試運転ですね。
後期中間試験も終わったから、学年末の仕上げに向けて頑張っていこう。
もちろんです。