- 大島丸
【大島丸代船建造 プロジェクト】第24回
みなさんこんにちは。
進水式は賑やかだったね。
はい!
白制服では寒いかなと思いましたが、参加されている方の熱気もあって暑いくらいでした。
良く似合っていたよ。やはり新造船には白制服だね。
フネが船台を滑り出した時には、感激しすぎて泣きそうになりました。
ほんとうだね。

でも、艤装工事はこれからが本番だ。
そうでした。
この広いデッキも人工木が敷き詰められて、木甲板になるんですよねぇ。楽しみです。

この広さにも通風のヒミツがあるんだ。
それは次の機会に教えよう。
次の写真は、取付けられた配管に圧力を加えて漏れが無いかチェックしているところだ。
健康な身体づくりですね。


配管がどこをどのように通るのが最適か、設計の段階から精査しているとはいえ、こうやって狂いなく設置されているのを見ると感心するしかないよ。
そうなんですね。
私は船体だけ見て感動していたので、ちょっと恥ずかしいです。
人だって、外見だけ見て判断しちゃダメだろう?
はい・・。
機関室ではその検査も終了して、配管の塗装が行われている。
え!いつの間に?
そうか、先行艤装でやっていたからなんですね。
短期間でフネを造るノウハウが蓄積されていることがわかる。


代船にこんな青色使っていましたっけ?
そこは良く知っていたね。これは清水タンクの中だ。
フネに搭載した清水が傷みにくく、水垢がつきにくい塗料を使っているんだ。
この場所ってブロック検査で確認した二重底ですよね。
溶接も感心しましたが、こんな狭いところまで綺麗に塗装してくれるなんて。
それが彼ら造船マンの誇りなんだ。
彼らが精魂込めて造ったフネを、我々船乗りは、
安全に運航させる!ですよね。
ご名答。
