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【大島丸代船建造 プロジェクト】第4回

【大島丸代船建造 プロジェクト】紹介

通称:MNP(MOTUNUI PROJECT)
(モツヌイ:大島に関連のあるハワイの言葉で、大きな島という意味)

みなさんこんにちは。
今回は新造船の建造を行なっている造船所について、教えてください。

では、3月1日に起工式が行われた場所でもある三菱造船株式会社下関造船所について紹介しよう。

下関ということは同じ山口県で建造されているのですね。

下関造船所の名前の通り下関市南側の彦島という島に位置し、巌流島が目の前にある。
1914年から創業を開始した日本を代表する造船所だね。

すると、100年を超える老舗ですね。
そんな企業が山口県にあるとは知りませんでした。

大型フェリーや自動車専用船の建造を得意として、アルミ船などの特徴的な船種も建造実績が多い。
この歴史ある下関造船所で第986番船として誕生したのが、現在運航している大島丸なんだ。
1993年2月25日に起工し9月9日に進水式を行なっている。つまり来年で30歳だ。

現船も下関造船所で生まれたのですね。

新造船は第1231番船という船番で建造している。

そこには深い縁を感じますね。

下関工場以外にも、三菱造船には長崎に研究所があるので、そこで模型を使った水槽実験を行うこともできる。
つまり、性能が高い船を造るための設備がたくさある。
それに、実際に建造が始まるまで、資材・機器・部品の調達や、様々な設計に携わる人たち、関連する企業が良い船を造ろうと尽力してくれている。
下関造船所では本校の卒業生も働いていて、活気あふれる場所だ。
新大島丸の両側では、日本初となるLNGを燃料とする大型フェリーを造っている。

【広島市での錨収納試験 錨がきれいに収まり、錨鎖がスムーズに動く試験を行う】

【工場内は撮影禁止のため、構外から撮影したLNG燃料フェリーの一部。大きい(長さ199.9m幅28.0m)ので建物から頭が見えている。これは 1番船で去る3月3日に進水し、現在は艤装岸壁で艤装と呼ばれる機器や設備の取り付け工事が行われている。新大島丸はその2番船の隣で建造が始まる。大きさは違うが彼女たち(船は一般的に女性として扱う)と同い年の同級生となる】

新大島丸の進水式はいつになるのでしょうか。

10月中旬を予定している。5年生はその進水に立合えるチャンスがあるかも。