• 大島丸

練習船「大島丸」の地域防災への活用と周防大島町長への表敬訪問

大島商船高専では、練習船「大島丸」を活用した離島での災害発生時に対応した安否情報ネットワークシステムの構築研究を、平成30年度から進めています。
平成30年度、KOSEN(高専)4.0イニシアティブ事業のテーマとして専攻科生が取り組み、令和元年度は、高専ワイヤレスIoTコンテスト2019(WiCON2019)に参加し、最優秀賞(総務大臣賞)を受賞することができました。
このテーマは瀬戸内の離島で大規模停電等により通常の通信網が使用不可となった場合を想定した緊急用通信ネットワークシステムの船舶基地局として、機動性のある大島丸を活用するというものであり、これまでにない取り組みとしてWiCON2019表彰と併せ、総務省中国総合通信局からも表彰されました。
また、この取り組みには周防大島町、並びに地域の方々に多大なるご支援・ご協力をいただき、感謝の意を込め、令和2年6月26日、椎木巧周防大島町長への表敬訪問を行いました。
なお、令和2年度からは(公財)高橋産業経済研究財団からの助成金事業として、浅川貴史教授(電子機械工学科)と前畑航平助教(商船学科)により研究が継続されます。