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専攻科の授業でCYNEXのセキュリティ教材を活用

サイバーセキュリティ情報を国内で収集・蓄積・分析・提供するとともに、社会全体でサイバーセキュリティ人材を育成するための共通基盤として組織されたサイバーセキュリティネクサス(CYNEX)に、本校は参画しており、CYNEXが提供する様々なセキュリティ教材を用いて、セキュリティ関連の授業を行っています。

 2024年4月23日に、そのCYNEXの主任研究員を務める国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の佐藤公信先生が来校され、専攻科 電子・情報システム工学専攻1年生の「創造工学演習」の授業において、CYNEXのセキュリティ教材を使用し学習する様子を見学され、授業の後半にはセキュリティ教材についてのディスカッションを学生達と行いました。

 創造工学演習の授業は「自らのアイデアを基に実施計画を立案し、自主的、継続的に実施できるようになる」という目的のもと、前期はグループに分かれオリジナルのセキュリティ教材を制作するという課題に取り組んでいます。当日の授業では、既存のセキュリティ教材の体験を主目的とし、CYNEXのセキュリティ教材の「パケットキャプチャ及びパケット解析」の演習に取り組みました。この演習を通して、ネットワーク上の脅威を知ることができ、通信の暗号化・認証の必要性を学ぶことができました。

授業の後半では、学生達が考えてきたセキュリティ教材の概要をグループ毎に発表を行い、佐藤先生と担当教員を交えてディスカッションを実施し、佐藤先生から様々なアドバイスをいただきました。

 今回の経験を活かし、学生達はこの授業(前期)においてセキュリティ教材の制作に取り組んでいきます。また本校では、情報セキュリティ関連の授業においてCYNEXのセキュリティ教材を積極的に活用していく予定です。

CYNEX Webサイト https://cynex.nict.go.jp/

授業風景