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実習船「すばる」により「海洋教育パイオニアスクールプログラム ~海を知る、海を利用する~」を実施しました
9月5日(木)に、柳井市の大畠小学校の6年生15名を対象に、「海洋教育パイオニアスクールプログラム ~海を知る、海を利用する~」を実施しました。このプログラムは、公益財団法人「笹川平和財団」他の支援により、海洋環境保全活動を行う周防大島町の市民団体「屋代島さとうみネットワーク」が実施主体となり、本校と連携して行われました。
大畠小学校からは児童15名と保護者3名、校長先生と担任教諭、屋代島さとうみネットワーク代表が参加しました。この講座は、自分たちの学校や家のすぐ近くにある強潮流の大畠瀬戸と、その近隣海域の実際の状況を、実習船「すばる」から見てもらうことを主目的とし、他にも当校の大型船の操船シミュレータ体験も行ってもらいました。
児童たちは、大島大橋の橋脚廻りの水流による水しぶきのあがり方や、船の揺れや流され方から、大畠瀬戸の潮流の強さを実感しつつ、船の行き足をとめ流れに任せ、幅42mの橋脚を通過する時間を計測し流速を計算しました。そして、大畠瀬戸を抜けてからは、自分たちの学校や家がある、大畠の街並みを船上から見学しました。また、各所で、水温や透明度の現地計測、浮遊海ゴミの観測等を行い、船の上だからこそ見える、海の実際の様々な姿を見ることができました。
「すばる」航海においても、実際に操船体験を行うことができ、シミュレータ操作と併せて、船の操船のおもしろさや難しさを感じてくれた児童もいたようでした。また、参加された父兄からも児童とともに貴重な体験をすることができたと感謝の声がありました。こうして、参加した児童たちには、海や船についての多くの体験をしてもらうことができ、今後ますます海を知ることや利用することに興味を持ってもらうことができました。
図1.「すばる」航海の計画図
写真1.「すばる」桟橋にて講座前の記念写真
写真2.大島大橋に西から東へ入る航路に設定
写真3.大島大橋下の大畠瀬戸に進入直前
写真4.大島大橋を防予フェリーと並走して通過
写真5.大畠の街並みを船上から見学
写真6.操船シミュレータ操作室での説明
写真7.操船シミュレータによる大型船操船