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独立行政法人海技教育機構(JMETS)と基本協定を締結 ~両組織の人材確保に向けた協力体制の構築~

 令和7年9月30日(火)、独立行政法人海技教育機構(以下「JMETS」という。)と独立行政法人国立高等専門学校機構商船系高等専門学校(富山高等専門学校、鳥羽商船高等専門学校、広島商船高等専門学校、大島商船高等専門学校、弓削商船高等専門学校)(以下「商船系高等専門学校」という。)は、「海洋科学技術分野における包括連携推進のための基本協定」を締結し、調印式を行いました。
 本年6月にとりまとめが行われた国土交通省の「海技人材の確保のあり方に関する検討会」では船員養成機関同士の連携を強化し、従来の枠組みを超えた協働による船員養成につなげるため、施設・設備等のさらなる有効活用等について関係者間で課題を整理し解決策を示すことが求められています。さらに同じく本年4月にとりまとめが行われた「(独)海技教育機構の中期的なあり方に関する検討会」では「教員(教官)・乗組員の不足解消」のための取り組みの必要性が指摘されています。
 本基本協定の締結により、JMETS及び商船系高等専門学校の双方で海技教育者の人材育成を協力して実施し、教員、教官不足に対する相互の協力、人事交流など、従来の枠組みを超えた協働による船員養成を行うための体制構築を図り、より質の高い船員養成に繋げていくことを目指しております。

海技教育機構理事長室での調印式

國枝富山高等専門学校長と田島理事長

【基本協定概要】
目 的:JMETS及び商船系高等専門学校が本包括連携の効果的、効率的な運用により、各機関の教育及  び研究力の向上と発展並びに海洋科学技術分野の教育研究に資する活動の推進を目的とする。

内 容:(1) 教育に関すること。
    (2) 研究に関すること。
    (3) 海技教育者の養成に関すること。
    (4) 施設の利用に関すること。
    (5) その他、本協定の目的を達成するために必要と認めること。