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11/6〜8 S3大島丸実習

JRが不通になるほどの大雨でしたが、商船祭もどうにか盛会に終わりました。

3年生は実行委員だったから大変だったろう。

危機管理能力は上がったかもですよ。
さて、文化の日の三連休後は早速実習です。

航海コースは、海上交通法で学習している港則法適用海域の関門海峡航路、
機関コースでは、補油(燃料油の補給)作業が今回の実習でのトピックだ。

商船祭の大雨にもまいりましたけど、前々から週の半ばから今シーズン1番の寒さに
なるって報道されていましたよ。
冬型の気圧配置になって、強い西風が吹いたんじゃないですか?

確かに想定以上の風だったな。
常時風速15m/sを越えていたから、関門海峡通過がずいぶん遅れてしまった。
船酔いを訴えた学生も居たけど、実習ができずにのびてた者はいなかったね。

時折青波を被りながらの航行
ようやく関門海峡の難所早鞆瀬戸の門司埼通過

先代の大島丸は風が強いと大きく揺れて船酔いがキツかったのを思い出します。
実習に取組みやすくなっているのは、羨ましいです。

今回はそのスタビリティ(復原性)の高い船に仕上げてくれた
三菱造船下関造船所に見学に行ってきた。
写真は撮れなかったけれども、船が出来る様子をつぶさに見ることができたんだ。

造船所で入構時に行われる安全教育
初めての安全装具装着に四苦八苦

となると、大島丸までの帰路はお決まりの関門橋バックでの撮影ですね。
しんどかった航海ほど、夜の団らんは楽しいものですしね。

火の山下信号所を横目にパシャリ
上陸帰船後、学生ホールでのひととき

導灯や信号所の確認をして、港則法の学習や表示の意味も理解が進んだようだ。

20時30分からの小倉出港作業や関門海峡航路通航は刺激的でした。

夜に実習すること自体が初めてだからね。

昼間写真撮影した関門橋に向かって夜間航行敢行中

最終日は、機関コース学習のため上関で補油を行いました。

配管ラインの確認や資機材の準備、補油量の確認要領も身に着けたようだったよ。

補油における機器確認作業
補油において最も基礎であり重要なサウンディング

帰路は東風で時化たんですよね。
全くついてない。
そして、関門海峡よりずっと狭い上関海峡の通狭です。

ほとんど直角に感じる上関海峡東航
最終日揚錨スタンバイ時に昇ってきた朝日

ついてないことなんかないさ。
その分経験値は確実に向上している。
最終日に見た朝日のように、清々しい気持ちで4年生に進級して貰いたいね。

敬礼!