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本校商船学科2年生に海上保安庁・海洋情報部による出前授業が行われました
本校商船学科2年生を対象に、第六管区海上保安本部海洋情報部による出前授業が令和5年10月2日(月)に行われました。海洋情報部は、測量船や各種の海洋観測機器を用いて様々な海洋調査を行い、海上防災や海洋環境保全、船舶の安全航行のために、国民に多種多様な貴重な情報を提供されています。
司会の教員が、第六管区が瀬戸内海と宇和海を管轄していること、海洋情報部が海図や潮汐表を作製・刊行していることを紹介しました。学生は海洋情報部の役目や海技者との関係を学びました。
講義内容は、「海上保安庁の紹介」、「海図を作る海洋情報部」、「海図の役割」、「海を調査すること」と続き、次の「未知の地形を調査し海図を作る」で、西ノ島の噴火・拡大時における海洋調査について動画を用いて解説していただきました。最後に、海技士にとって重要となる「国際海洋法条約と海図」について解説していただきました。
特に海図については、航路、航法など航行安全に必要な情報や安全な航海を行うためには正確かつ使いやすい海図が重要であり、そのために多くの正確な観測データを収集及び分析が必要なことを説明していただきました。
また、こうした観測や測量を行うための船舶や飛行機を用いた様々な機器や手法についても紹介していただきました。
海技者と海洋情報部は船舶の安全航行や海洋環境保全のため、直接的あるいは間接的に多くの関わりがあることを学びました。


第六管区海上保安本部海洋情報部による出前授業の様子