入試に関するQ&A
- 高専は高校と何が違うの?どんな人が向いているの?
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高専は大学と同じ、専門技術者を育てる高等教育機関で、本科は5年制(商船学科は5年半)、専攻科は2年制です。
卒業時には、本科では「準学士」、専攻科では「学士」の称号が得られます。卒業・修了後には、在学中に学んだ知識と技術を生かして産業界の幅広い分野で即戦力として活躍できます。
高専では低学年から数学や理科の授業を多く行い、これらの知識をもとにして専門科目の授業が進められます。数学や理科が好きで、暗記よりは理解力のある人が向いてるといえます。これらの科目が得意であれば、さらに良いと思います。また、外航船舶の航海士や機関士、国際社会の技術者になるために、英語も好きな人が良いでしょう。
本校の校則を遵守して自主的に勉強に励み、日本を支える海事技術者、工業技術者として活躍したいという希望に燃えている人に向いています。 - 高専での授業は?、定期試験は?
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実験、実習等を除き授業は、2時間連続が基本です。
また、2学期制で1年を前学期(4~9月)と後学期(10~3月)に分け、学期毎に中間試験と期末試験があり、年に4回の定期試験が行われます。(大学と同じような形です。) - 上級学校への進学に有利なの?
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高専卒業者を対象に、より深く学べるように専攻科を設けています。本校でも平成17年度から専攻科が設置されました。
専攻科は2年制の課程で、大学卒と同じ学士の学位を取得できます。専攻科から、さらに各大学の大学院に進学することも可能です。
高専を卒業してから、さらに勉強したい学生のために、専攻科や国公立大学の3年次に編入する道が開かれています。推薦と学力試験による2通りの入学選抜制度で実施されています。各大学の募集は5月頃から始まります。
高校からの大学受験と違っていくつもの上級学校を受験できますので、高校よりもはるかに有利と言えます。
本校では、一定のレベル以上の成績であれば推薦をしています。クラブ活動や学生会活動と勉強を両立させた学生はより有利と言えます。 - 進学率・就職率は?
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大島商船高専で、しっかり勉強すれば、進学でも就職でも、自由に選択できます。
大切なのは、自分の将来像を描くこと!
S:商船学科 M:電子機械工学科 I:情報工学科 - 入学後、学科を変更できるの?
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大島商船高専では、入学した後でも、他の学科に変更(転科)をすることもできます。
転科できる時期は、第2学年から第3学年への進級時で、転科を希望する学生の理由ならびに意思が明確で保護者の同意を得ている人が望ましいです。
なお、転科先のクラス人数がクラス定員の1割を超える場合は、原則として転科は認めていません。
入学を希望する学生は、なるべく入学前に自分にあった学科を見つけて入学することが望ましいと思います。 - 進路変更は、できるの?
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高専は5年制の高等教育機関であり、学年の途中で進路変更し、大学へ進学するのは好ましくありません。
しかし、適性などに問題があり、やむなく進路変更のため大学進学を希望する学生は、高専の3学年を修了(見込みを含む)すれば、大学受験資格が得られます。実際、高専を3年で中退し、センター試験と入学試験を経て大学に行くケースや、私立の場合は入学試験を受けて大学に行くケースも過去にはありますが、学生の負担はかなり大きくなります。
なお、就職する際も、高校卒業と同等に扱ってくれる会社が多いようです。 - 留年することがあるの?
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高専は成績や出席管理を厳格に行っているため留年する学生がいます。しかし、その数は決して多くありません。例えば、本校の場合1学年(120人)の平均でいうと留年する学生は約一人です。
留年する原因の多くは、自分が選んだ専門(商船、電子機械、情報)に全く興味が持てず授業に集中できない、不規則な生活のために欠席や遅刻が多くなるなどです。従って、高専で優秀な成績をあげるには、自分の将来に対して具体的な目標を持ち、規則正しい生活をすることにより授業に集中することが大切です。
更に、勉強は級友や先輩に教えてもらうことが多くあります。そのため、こういった人たちと十分なコミュニケーションをとるように心掛けて下さい。 - 寮生活のメリットは?
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寮は校舎に隣接しているのでクラブ活動や図書館などでの勉強も時間を気にしなくてすみます。また、試験前には同級生や先輩と情報交換などの利点もあります。さらには、団体生活を体験することによって協調性を培い、責任と規律ある生活習慣を身につけることができます。
なお、現在は新型コロナウイルス感染症のため入寮者数に上限があります。また、集団生活になりますので、服薬や食物アレルギーなど、対応できない場合があります。事前にご相談下さい。 - 悩み事の相談にのってくれますか?
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夢の実現や自己の伸長を図ろうとすると、悩みが出てくるものです。一人で悩まず多くの人の意見を聞いたり、相談にのってもらったりすることも大切です。そんな時は、担任の先生、教科の先生、クラブの先輩や友達等がのってくれるでしょう。
本校の学生相談室では専門のカウンセラーが、進路をはじめ学習、対人関係、健康から異性問題等のさまざまな相談にのってくれます。20歳で自立した人間になれるようにサポートする万全の体制をとっています。 - 商船高専(商船学科)と海員学校の違いって?
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商船高専と海員学校(海上技術学校)との主な違いは表のとおりです。
海技士を養成してる部分では同じですが、将来、外航船や国内のフェリー、大型船等の船長、機関長を目指している人は、絶対に商船高専の方が有利です。
本校をステップに、二級、一級海技士の資格を取得すれば、夢はさらに大きく膨らむことでしょう。
商船高専(商船学科) 海員学校(海上技術学校) 修業年限 席上課程4年6月
実習課程1年本科3年
乗船実習科6月(希望者)卒業後の資格等 三級海技士(航海)又は
三級海技士(機関)の筆記試験免除乗船実習後、四級海技士の国家試験の筆記免除 進学 高専の専攻科および東京海洋大学海洋工学部、神戸大学海事科学部などの大学3年次に編入学 海技大学校 - 入学願書の取り寄せ方法は?
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(1)直接来校の場合
8時30分~17時00分(土曜日,日曜日,休日,8月13日~17日及び12月29日~1月4日を除く)に学生課教務係で配布します。
(2)郵送請求の場合
請求する封筒の表に「入学者募集要項希望」と朱書きし、裏に請求者の郵便番号、住所、氏名を必ず記入し、返信用封筒(「角形2号(縦33.2cm×24.0cm)」で310円分の切手を貼り、受取人の郵便番号、住所、氏名を明記したもの)を同封して学生課教務係に送付してください。
入学者募集要項請求先・問い合わせ先
大島商船高等専門学校 学生課教務係
〒742-2193 山口県大島郡周防大島町大字小松1091番地1
TEL (0820)74-5473 FAX (0820)74-5554
ホームページ https://www.oshima-k.ac.jp/